NFT大量生産の方法を知りたい人「よく見かけるNFTの大量生産ってどうやってやるの?大量生産されたNFTコレクションの方が稼ぎやすかったりするのかな。私も自分のコレクションを作成して出品したいです。」
こういった疑問を解決します。
本記事の内容
- NFTを大量生産する方法
- NFT大量生産のメリット
この記事を書いたぼくは、2021年からNFTに参入していて、本記事を作成するにあたって、実際にジェネラティブアートを作ってみました。経験をもとにしてるので、信頼性につながるかと。
前置きメッセージ
NFTに参入すると、「Crypto Punks」や「CNP」など、それぞれのパーツがわずかに違っている作品をよく見かけますよね。そのような作品を「ジェネラティブアート」といいます。
そこで気になるのは、「あの大量生産ってどう作ってるの?」ってこと。
ググってみましたが、ムズかしい内容で分かりやすく良質な記事がなかったので、初心者でもわかる内容を自分でまとめてみました。
実際に、ジェネラティブアートを作ってみて、その経験から記事を作成したので、初心者でも問題なくできるはず。ぜひ参考にしてみてください。
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NFTは主に「仮想通貨(暗号資産)」で取引されます。
まだ取引所の開設が済んでない人は、そもそも参入できませんので、最優先に作業しましょう。
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NFTを大量生産する方法
ジェネラティブアートを作る手順は次のとおり。
- その①:パーツの作成
- その②:パーツを組み合わせて作品を作る
- その③:作品をNFT化する
それぞれ、初心者でもわかるように解説していきます。
その①:パーツの作成
まずは、NFT大量生産の基礎となるパーツの作成です。ジェネラティブアートを作る上で、もっとも重要な作業になります。
なぜなら、「組み合わせ数・デザイン性・話題性・etc…。」など、全てが決まるから。とはいえ、一発目から成功する人はいませんので、試しに少ない種類で作成するのがおすすめです。
パーツの作り方は、次のとおりです。
- ①:画像サイズを決める(500px~2000px推奨)
- ②:パーツごとにイラスト作成
- ③:pngで画像を保存
使用するツールは、レイヤ分けができるものであれば何でもOKです。ぼくは「ファイア・アルパカ」という無料ツールを使いました。直感で使えるので、おすすめです。
①:画像サイズを決める(500px~2000px推奨)
まずは、画像サイズを決めて下さい。
パーツごとにサイズが違うと、組み合わせに失敗します。
基本的には、500px~2000pxがおすすめ。正方形だと、Twitterのアイコンなどに設定できるので、売れやすかったりします。
②:パーツごとにイラスト作成
つぎに、パーツの作成です。
人型のイラストを作成する場合は、「髪・顔・体・服・背景」などですかね。できるだけ細かくすると、組み合わせパターンが多くなります。
パーツを作るときは、パーツのズレを無くすためにも、完成形を作成しておくと便利です。あと、パーツごとのレイヤ分けは必ずしておきましょう。
③:pngで画像を保存
完成した作品は、png形式で保存しましょう。
なぜなら、jpeg形式で保存すると背景が白くなってしまい、透過させて組み合わせられないから。
保存するときは、パーツごとにフォルダを分けておくと後がラクです。名称も「hair①.png」のように、分かりやすく設定して下さい。※日本語で名前を付けるのはNGです。
これでジェネラティブアートの基礎作業が完了です。
その②:パーツを組み合わせて作品を作る
作成したパーツを組み合わせて作品を作りますが、今回は「初心者向けの方法」「中級者以上向けの方法」の2パターンを紹介します。
というのも、中級者以上向けでは「ソースコード」を自分で編集したり、プログラムを実行したりとハードルが少し高いからです。とはいえ、一回覚えてしまえば単純な作業なので、ぜひ目を通して下さい。
- ①:初心者向けの方法
- ②:中級者以上向けの方法
では、それぞれ解説していきます。
①:初心者向けの方法
aakizukii氏が作成した「ジェネラティブNFTジェネレーター」を使用します。
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- 「画像を選択する」から作成したパーツを選択できます。
- 「レイヤーを追加する」からパーツの種類を増やせます。
上記のとおり、直感的に使えます。
注意点として、一番上のレイヤのパーツが、一番表に表示されます。順番だけ気をつけて利用して下さい。
全てのパーツを選択出来たら、「画像を自動作成する」をクリックして、少し待機します。「ダウンロードする」からzipファイルを取得して、作品の確認をどうぞ。
②:中級者以上向けの方法
「生成数を指定したい・試行錯誤しながら生成したい・メタデータも生成したい」と考える人は、こちらをどうぞ。ちなみに、パソコン必須です。
1.まずは、次のツールをそれぞれダウンロードして下さい。
- hashlips_art_engine(画像を自動生成するプログラムのようなもの)
- node.js(JavaScriptを動作させるために必要)
- Visual Studio Code(プログラムのコードを編集するエディタツール)
「hashlips_art_engine」がちょっと分かりづらいかもですが、「Code → Download ZIP」からzipファイルをダウンロードできます。
2.zipファイルをそれぞれ展開して、「hashlips_art_engine」フォルダ中にある「layers」の中に、作成したパーツごとに移動させます。
例えば、「hair」「background」といったように、それぞれ保存しましょう。なお、フォルダ名に日本語を入れるとエラーになるので、半角英数字で設定して下さい。
3.ソースコードを表示して、パラメータの編集を行います。
先程ダウンロードした「Visual Studio Code」を起動し、[ファイル → フォルダーを開く]から「src → config.js」を開いてください。パラメータの編集は、表示されたコード内で行います。
growEditionSizeTo | 自動生成する数 |
layersOrder | 自動生成に使う画像のフォルダ |
width | 生成する画像の幅 |
height | 生成する画像の高さ |
基本的には、上記の箇所をそれぞれ入力するだけです。生成数や幅、高さは希望する数値に変更すればOK。[layersOrder](27行目あたりにあります。)は、(”〇〇”)にパーツのフォルダ名を入力しましょう。
この時、手前に表示させたいパーツが下になるように並べて下さい。あと、コード変更するたびに「Ctrl+Sキー」でテスト保存を忘れずに。
4.ソースコードの編集が終われば、プログラムを実行していよいよ大量生産に移ります。
「Ctrl+@」でターミナルを表示します。はじめて実行する際は、「npm install」をターミナルの最後に入力して、「Enter」を押して下さい。これをしないと、コマンドを入力してもエラーになってしまいます。
少し時間を置き、ターミナルに「node index.js」を入力して、「Enter」を押すと自動生成の始まりです。生成数が多いほど時間がかかるので、しばらく待機しましょう。
生成が完了したら、「hashlips_art_engineフォルダ → build → images」でファイル内を確認すると、生成した作品が保存されているはずです。
以上で、「その②:パーツを組み合わせて作品を作る」の手順は完了になります。
補足:プログラムが正常に実行されなかった場合
下記の点を再確認して下さい。
・「npm install」は実行済みか(始めて実行する場合に必要)
・「layers」フォルダに画像が置いてあるか
・「layers」に保存したパーツの名前に日本語は入ってないか
・config.js変更時に必要なものを削除したり、余計な文字を入力したりしていないか
すべて確認してもダメだったときは、各ツールのダウンロードからやり直すと、正常に生成できるようになるかもです。ぶっちゃけ、これが一番間違いないですが、ぼくの場合は解決しませんでした。
その③:作品をNFT化する
最後に、作った作品のNFT化です
- ①:OpenSeaで1つずつNFT化
- ②:代行サービスの利用
今回は2パターンを解説していきます。
①:OpenSeaで1つずつNFT化
一般的に知られているNFT化の方法です。
OpenSeaアカウントをまだ作成してない人は、【初心者向け】Open Seaアカウントの作り方|無料で登録可能ですを読んで先に完了させてください。
OpenSeaのNFT化手順は、とても簡単です。
まず、OpenSeaにログインして「Create a collection」から作品をアップロードします。
その後、作品の名称や利用チェーンなどを設定すればOKです。詳しくは【無料】NFTアートの作り方を3ステップで解説します【画像付き】を参考にNFT化してみてください。
以上がOpneSeaでのNFT化ですが、残念なことに1作品ずつしか作業できないので、大量生産には向いてません。1人で行うとか無理ゲーです。
②:代行サービスの利用
大量生産のNFT化は、代行サービスの利用をおすすめします。
なぜなら、ラクだからです。
実際に、NFT化を代行してマーケティングまで行ってくれる「CryptolessNFT.com」や「ココナラ」で個人が代行してくれたりするので、NFT化の作業は依頼しちゃってもOK。
以上が、ジェネラティブアート、NFT大量生産の方法でした。
NFT大量生産のメリット
NF大量生産の1番のメリットは「労力」です。
なぜなら、10,000点規模のNFTを一人で作ることができるから。まぁ、NFT化には時間と人員を要しますが、それでも1点ずつイラストを作成する労力に比べれは、圧倒的にラクです。
「労力=小」しかし「収益=大」です
NFTを大量生産して、少しでも話題になればそこから多くの収益を発生させることができます。例えば、「CNP」がわかりやすい例ですよね。
直近で、floor price(最低落札価格)2.0ETHを超えました。
盗難に負けず、2ETHを維持! #CNP
まだまだ売りは薄い……というか、あらためて見ても、この値段でリスト率1%台はほんと異常値ですね……。
ガチホしてくださってるみなさんに感謝!まだまだ展開作っていきます。 pic.twitter.com/PppTbGqk1C
— 🍺 ikehaya (@IHayato) October 23, 2022
本記事でジェネラティブアートの作り方がわかったと思いますが、あの労力でこの売上を出せるかもと思ったら夢がありますね。
追加作品もカンタンに生成できます
また、1度型を作ってしまえば、その後の追加や編集は非常にカンタンです。
「あ、このパーツを作って限定作品を10コくらい作りたい。」そんなときは、追加のパーツを作って、それでプログラム実行すればOK。
このように、少ない労力で新たな「話題性」を生み出す事もできます。
NF大量生産の1番のメリットは「労力」です。
まとめ:NFT大量生産で業界に参入しよう
今回はジェネラティブアート(NFT大量生産)について解説していきました。
多分、1回だけ読んでも理解できる人は少ないと思います。なので、作業を行うときはこの記事を読みつつ進めてください。失敗リスクを最大限減らせます。
また、出品したNFTで稼ぐには「イーサリアム(ETH)」が必要です。
そのためには、国内暗号資産取引所の口座開設が必要になりますので、まだ用意できてない人は先にそちらを完了させましょう。
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